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2012年1月

2012年1月23日 (月)

石橋 凌ソロライブ 「表現者」

2012年1月20日。

名古屋The Bottom Lineで石橋凌さんのライブがあった。石橋凌さんの歌を生で聴くのは実に33年ぶり、1979年に札幌で聴いて以来だ。その後アルバムを買い、音楽番組等を録画して楽しんでいた。年月は過ぎても格好良さは何も変わっていない。ソロアルバムのタイトルの通り素晴らしい表現者である。

これからもずっと歌い続けて欲しいと思います。

今回のツアーでギターを弾いているのは、THE GROOVERSの藤井一彦さん。

Truth TTL-001を弾いているので、その音を聴きに行ってきた。

藤井さんが弾くGretchの音が最高に良いので、Truthを弾くとどうなるのだろうと期待していた。

その音は、当たり前なのだが、実にテレキャスターの音。

リアピックアップをハムバッキングで弾いている。

スローな曲では、フロントピックアップをシングルにして弾いています。

THE GROOVERSでも是非TTL-001のサウンド聴いてください。

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2012年1月 7日 (土)

柾目ネック

Truthの楽器は、アコギもウクレレも柾目に拘っている。

有名メーカーのように希少な材料だからと言って、不良になる可能性が高いのが解っていて板目のハカランダを使ってギターを作るような事はしたくない。

コリングスは良いハカランダの入手ができない理由からハカランダモデルの生産を終了したと聞いている。本来、それがメーカーとしての正しい姿だと思う。

数年後に不良になってしまうギターに自分のブランドを付けて販売する事はできない。

Fenderスタイルのギターのネックは板目のメイプルを使う

○×▲のネックの精度が良いとか、狂いが少ないとか色々な話が今までもあった。

きっと製造工程で相当神経を使って加工、検査を繰り返して製品にしているのだと思う。

でも、同じ工程で材料を柾目に変えれば、もっと良い物ができると解っているのに、板目しか使わない。

理由は材料の値段が高いだけ。

「板目でも大丈夫」と言う話は世間には沢山あるのだろう。

それは、板目しか使ってないメーカーが柾目の方が良いですよと言わないだけの話で、誰でも自分に都合の悪い事は言わない。

Fenderも昔はポリエステルの塗装したギターしかなく、その時に言っていたのは、ポリエステルの塗装の方が音が良いと言っていた。

ラルビがUV塗装に変えた時に言っていたのは、UVの方が塗装を薄くできるからラッカーより音が良いと言っていた。

板目のネックは反った時も修理が簡単なので良いと言っている人もいる。

コーヒーはインスタントコーヒーの方が簡単で良いですよと言っているのと同じである。

メイプルは非常に材料自体の動きの多い材で、柾目でも反ったり捻じれたりする。その反りや捻じれの量が板目より少ないだけで、不良にならないと言う事ではない。

楽器だけでなく、木製品の基本は柾目だと言う事は間違いない話。

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2012年1月 6日 (金)

お知らせ

定価が決まりました。

TTL-001  定価250000円(税抜き)

TST-001  定価270000円(税抜き)

実際の販売価格は割引があると思います。

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Truth TST-001

Truth TST-001 完成しました。

   

   

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Fender ストラトを元に、オリジナルボディーデザインです。

ボディー;トップ・バック・ヒール コンター

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TSTオリジナルピックアップ;シングルサイズのハンバッキングですが、シングルピックアップの特徴を残したハムバッキングです。

ハムバッキングの場合の直流抵抗は6.0KΩです。同じ構造のダンカンHotRailが10.8KΩと16.9KΩなのでその違いが解ります。

Truth TTL-001のピックアップよりも少しだけ出力を大きくしました。

ハムバッキングと言うよりは、線の太いシングルピックアップと言えるような音です。

ホットレイルの様な、ハードなサウンドではなく、あくまでもシングルコイルと同じ感覚で弾く事ができます。

  

シングルコイルを弾いて不満に思う事。

線が細い。低音が足りない。ドライブしない。ノイズが多い。そんな不満を解消してくれます。

とは言っても、本来のシングルコイルの音は欲しいのでタップスイッチが付いてます。

タップスイッチでシングルコイルに切替えると、シングル特有の切れのある音やハーフトーンサウンドも問題なく出ます。

50年代のシングルサウンド~テキサスの太いシングルサウンドまで。そんなイメージのピックアップです。

  

ハムバッキングとシングルの出力は当然違います。

切替えた時に出力の差があると使い難い場合には、シングルヴォリウムとハムバッキングボリウムで出力の調整ができます。

その逆の使い方としては、例えばシングルヴォリウムを絞ってカッティング、ハムバッキングヴォリウムをフルにしてソロを弾くとか、ヴォリウムの片方をゼロにして、タップスイッチでスイッチング奏法など、通常のストラト配線では出来ない事もできます。

  

ヴォリウムポットとトーンポットはCTS製。

ヴォリウムにはハイパスのコンデンサーと抵抗を付けてあるので、ボリウムを絞った時にハイが落ち過ぎる事もなく、ヴォリウムのカーブも自然に聞こえる様に使い易くなっています。

トーンには、コンデンサーにオレンジドロップを使っています。トーンコントロールも、ただ音がこもるだけではなく、演奏上とても使い易く効きます。

フロントピックアップを使って、少しトーンを絞った時にはJAZZにも使える音になっています。これもハムバッキング構造の為に出来る事なのです。

レンジを広くする為に、内部配線にはBELDEN製の単線を使っています。

トレモロは、ゴトーの510。鉄サドル、鉄ブロック使用のハイエンドギターでは定評のあるトレモロです。

2点支持のスタッドは、スタッド自体ロックできる構造なので、全くロスなく軽いトレモロ操作ができます。

   

    

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ナットは、Fender社が使用しているLSRローラーナットです。

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糸巻きは、ゴトーのHAPM。絃ロックと糸巻き軸を上下させる事ができます。

2点支持トレモロ、ローラーナット、ロック糸巻きのセットで、トレモロを使用してもチューニングの狂いを無くしています。

   

     

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ジャックはスイッチクラフト製を使用し、ジャックの取り付けには表ネジ止めのパーツを使用し、一番トラブルの多いジャックの交換も簡単にできます。

   

    

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フェンダーのネックジョイントの利点と、欠点の解消をするウェッジジョイント。

ネックが左右に動く事はなく、その為にボディージョイント部にヒビが入る事もありません。

ウェッジジョイントは3点のネジでネックを確実に固定することができ、1絃側ボディーのヒール部分削る事で、ハイポジションでの演奏も実にスムーズです。

ネックは、経年変化によるネックの動きを出来るだけ少なくする為、メイプル柾目材を使ってあります。簡単に書いていますが、とても重要だと思っています。

   

     

ボディー  ライトアッシュ2P トップ・バック・ヒール コンター加工

ネック   メイプル柾目1P 

指板    パーフェロー

指板R   300R

ナット巾 43

フレット数 22

フレット   JESCAR製

スケール  25インチ

ピックアップ Truthオリジナル TSTシングルハムバッキング タップ仕様

ブリッジ    Gotoh 510 鉄サドル&鉄ブロック

コントロール 2V・1T

        5wayスイッチ・タップスイッチ

ジャック   スイッチクラフト

ジャック取付パーツ 表ネジ止め

ボリウムポット CTS製

トーンポット   CTS製  

コンデンサー オレンジドロップ

オールニトロセルロースラッカー塗装

定価270000円(税別)

   

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