ピックアップの開発

ピックアップ。

Ｆｅｎｄｅｒのシングルコイルのピックアップは、素晴らしい

透き通った高音も、歯切れのいいカッティングも、素晴らしく表現でき。

ただ欠点は、低音が細い

細い低音もイイ感じの時もあるが、太い低音が欲しい時に低音絃がガリガリして欲しい音にはならない

欲しい時に無いってのはギターに限らず何にしても不満です

かと言って、ギブソンのようなハムバッキングでは重すぎる

この悩みを解決してくれたのが、今回作っているエレキギターのピックアップ

シングル特有の高音のイメージを崩さずに、低音のガリガリした部分を削ってくれている

元になったのは、JoeBardenのピックアップ。良いピックアップです

ピックアップメーカーにサンプルを作ってもらい、音をチェックする為に何人ものプロのミュージシャンに弾いてもらい、やっと決まったピックアップです

ハムバッキング構造でありながら、シングルコイルの音の特徴を壊さず、低音を増やし、当然だがハムバッキングなのでノイズは少ない

良い事だらけなのだが、一つ気に入らない部分もある

それは、ストラトの５ＷＡＹスイッチの２番目と４番目のハーフトーンの時

このハーフトーンをハムバッキングが２個では表現できないこと

よって、シングルコイルに切り替えるスイッチを付ける事にした

これで、ハーフトーンも出る

５０年代のシングルコイルの音も出る

テキサススペシャルのような音も出る

Ｐ９０のような太い音も出る

あれこれ音が出て訳が解らなくなる

テレキャスのリアのキンキンした高音も出る

テレキャスのフロントの甘い音も、その音そのまま太くした音もでる

永年の悩みが解決されて、今はほんとに出来上がるのが楽しみ

そのギターを自分で弾ける日が早くこないかと、ほんと思ってます