ギターについて、あれこれ。

August 27, 2009

ニカワ

ニカワ(膠)は昔から楽器の木材の接着に使われて音が良いとされているが本当はどうなのか疑問だ。
作業性から考えるとニカワが良い場合があるのでメーカーで使われている事も事実である。音の為にニカワにしましたと宣伝している企業もあったが怪しいものだ。
今年(2009年)の梅雨のように湿度が高く気温30度を超す日はニカワが戻ってしまう。ニカワは一度乾いても水分を吸収すると戻ってしまうのだ。木工用の接着剤は乾く前であれば水に溶けるが一度乾くと湿度程度で戻る事はない。ニカワを戻らないようにするには接着面にホルマリンを塗る。劇物である。工場に居た時は何も気にせずにホルマリンを使い平気で作業していた。今思うとぞっとする。。

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August 26, 2009

ギターに於ける情報リテラシー

昔からギターには信じ難い話が色々あってそれがいつの間にか定説になってしまっているものもある。
30年前の楽器屋のオヤジはギターを弾けないけど売っていた。楽器屋だけじゃない問屋もだ。最悪なのはメーカーも弾けない人間が作っていた。
雑誌は広告主の悪いことは書く訳もなく、小売店の宣伝も自分で売っている商品が悪いとは書かない。
さて、あなたは何を基準に楽器を選んでいるのだろうか。家電製品であれば価格.COMの口コミで評判や値段も解るのだが楽器にはその類の掲示板がない。
一昔前はギターを通販で買うのは怖いというのが一般的だったが現在は通販で相当な数が売れている。
木製品はバラツキが当たり前のようにある。日本製よりもアメリカ製のギターの方がバラツキが多い。
さぁどうやって楽器を選ぼうか。

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August 20, 2009

良し悪し、損得ということ

先日テレビで共感できる事を言っていたので自分の思いを少し書こうかな。
「得かどうか判らないが損はさせない」とスーパーの社長が言っていた。「良い」とか「得」とかは人それぞれ色々なのだと思う。他に何か比べる対照があって良いとか得とかになるのだと思う。
ギターを作っている自分は良いものを作っている自信はあるのだがそれを判断するのは自分ではないので自分から良いですよと言った事はない。自分で自分を褒めているようで恥ずかしいのだ。
ただ、「損はないですよ」と言った事は数多くある。それは悔いの残るような仕事はしてないからだ。
2001年に独立してからはその時点の持てる力を全て出している。日々力も増してきている。
最低限損をさせないギターやウクレレを作っていければいつかどこかで誰かが見つけてくれるのではないかと。そう思いながら作っている。

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August 15, 2009

ハードケース

フルオーダーを請けて作っているので自分の手で出来ることは全て請けているのだが、ギターにつき物のハードケースだけは自分では作れないのでケース屋さんにお願いして作ってもらっていた。
ケース屋さんが持っている型の中からギターの形に合うものを選んで作っていたのだが、ピッタリ綺麗に合うと言う訳にはいかない。ケース1本だけを無理言って頼んでいるのである程度の所で妥協するしかなかった。
そうなると決して安くはないギターなのでハードケースに対しては不満の声を聞く事になる。
自分でも納得できてはいないしお客さんの言う事ももっともな話、自分で作ることが出来ないケースなので半ば諦めていた。
現在作っているギターの依頼者からもっとなんとかならないの?と改めて言われ、諦めてても進歩がないなと思いギターの外枠は作れないが、ギターに合わせて内張りを作る事なら自分で出来るかもしれないと思い、ケース屋さんに内張りをしていないものを作ってもらった。
内張り無しケースは出来たものの本当にうまく出来るのか自信はなかったのだが、スチロールカッターまで買って、もうやるしかない状態に自分自身を追い込んでしまった。
結果、見事に出来ましたよ。ギターとの隙間が全くないケース。
ギター完成時に写真を載せようと思います。

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August 04, 2009

FINGERSTYLE GIITAR

このFINGERSTYLE GUITARと言う雑誌。
2年で12冊発行される事で購入したのだけれども、2年間で届いたのは3冊だけ。
問合せしても返事はなかなかこないし、来たとしてもいい加減な返事だけ。
カード会社から未着の9冊分返金してもらいました。

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June 28, 2009

マーチン巻

俗に言うマーチン巻き、そろそろやめませんか?
修理等で預かるギターの1割くらいがマーチン巻をしているのですが、絃を外す時に素手では取れなくて面倒です。
外す時に1絃は指に刺してしまうし、6絃は硬くて指の力では外せない。曲がった絃先でヘッドに傷をつけてしまします。
私がマーチン巻きを知ったのはもう30年以上も前になりますが、その頃の絃は芯線が丸だった為に巻線の緩みが起きてしまいます。
糸巻きに巻いて余った部分をペンチで切ると巻線が緩んでしまう絃がありました。その為マーチン巻きをすれば巻線の緩みもなくなると言う利点だったのだろうと思うのですが、現在の絃は芯線が6角になっているため巻線の戻りが起きません。
芯線が丸の時代には、芯線と巻線の間に糸を巻いて緩み止めをしている絃もありました。
現在アメリカ製の絃であれば巻線が緩む事もないと思います。中国やベトナムの絃が安く流通しているのでマーチン巻が必要なのかもしれませんが、絃は良いものを使いましょう。マーチン巻きしなければ使えないような絃は買わずに、そろそろマーチン巻はやめませんか?

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May 02, 2009

エコ減税 エコポイント

不景気対策として、エコ減税、エコポイントなど話題になっている。
Truthギター・ウクレレに塗っているニトロセルロースラッカーは、環境対策として厚生労働省が空気汚染に係わるガイドラインに適応した塗料を使っています。
トルエン、キシレンを含まず、鉛も含んでいません。ホルムアルデヒドも基準以下です。
楽器にもエコ減税やエコポイント付けてくれないものですかねぇ。
楽器には「良いとされている」接着剤のニカワ。これは湿度に大変弱く梅雨時期で気温の高い日には、ニカワが戻ってしまいます。それを防ぐ為にホルマリンを塗るのですが、無茶苦茶環境に悪いと言う事になります。ホルマリンとは、ホルムアルデヒド水溶液です。
「音の為にニカワを使っています」と言えば聞こえは良いですが、考えものです。

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April 03, 2009

9年目

もう4月、桜の季節です。forMも2001年に開業して2月で9年目に入りました。
まだまだ認知度が低いので改めてforMの自己紹介をしようかと思います。現在の営業内容は、Truthブランドのギター、ウクレレ等の製造販売、ギター等の修理をやっています。場所は愛知県弥富市、周りは田んぼと金魚ばかりです。金魚の産地として有名なんですよ。
forMは二人で営んでる小さな工房です。ギターもウクレレも手間隙かけて手作業で作っています。こう書くと好きな楽器を作ってのんびり生活をしている画を想像しているかもしれませんが、そう簡単に神様は楽をさせてはくれませんね。先日テレビで見たスイスの時計職人フィリップデュフォーのように物づくりが出来れば幸せだろうなと思いました。今年も新しいギター、ウクレレを作っていきます。 
という事で今年は、5月16日、17日に、ハンドクラフトギターーに出展します。 コンサートウクレレとアコースティックギターを出展する予定です。
秋にはアコースティックフェスティバルが大阪で開催されると思うので出展するつもりです。
是非、手にとって弾いて頂きたいと思います。

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August 28, 2008

裏板 力木浮き 離れ

非常に暑かった夏もやっと終わりっぽいけど蒸し暑い日は続いてます。
修理でよくあるのが力木離れ、裏板と力木が離れてしまって裏板を叩くとビビる音がしたり、絃の振動で共振しノイズを出す場合があります。
「力木離れ」と修理では呼んでいますが、実際には力木が離れたのではなくて、裏板が反った為に力木と離れてしまったのです。
裏板が板目の材料を使っていると反りも大きくなります。楽器は柾目が基本と言ってきていますが、インドローズもだんだん太い木がなくなってきて柾目で木取れなくなっているようです。
昔はエボニーと言えばインドだったのですが、今はインドのエボニーも細い木ばかりでアフリカエボニーが主流になってます。
インドから買ったからインドのエボニーだと思っていると大間違いで、インドの商社がアフリカから輸入して商売しています。
近い内にインドローズも柾目は無くなるんでしょうね。代わりにインドネシアローズ=ソノケレンが主流になるのかもしれません。
希少な木なのだから入門用の中国製の安い楽器には木を使わなきゃいいのになぁと思う事も。どうせ一生大事にする楽器ではないんだから。

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July 14, 2008

アコースティックファンフェア2008

アコースティックファンフェア2008、今年もセントレアで開催されます。
ギターの出展は9月26日、27日の二日間になります。
昨年、セントレアホールも完成し、演奏はホールの方で、出展はロビーを使用して催されるみたいです。
今年は、ギター2本と新作ウクレレ1本の出展予定です。
5月の東京ハンドクラフトギターフェスティバルの時に、「今日はウクレレは無いのですか?」と何人もの人に言われてしまったので、新作を頑張って作るつもりでいます。


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