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August 2009

August 31, 2009

ハカランダ柾目 NO.1

このハカランダを使用して注文が決まりました。ありがとうございます。
トップにアディロンダックの今までに見たことのない目の詰まった最高級の板を使います。ほんとに今から楽しみです。

ハカランダの柾目材の紹介です。全部で4セットある内の1セットです。
Truthギターでは板目の材料は使わないので以前に作ったTE-001が最後のハカランダのモデルになると思っていたのですが、運良くハカランダ柾目を見つける事ができたので半年前に入手しました。
来年の生産になりますがカスタムオーダーで作ってみませんか?
ヘッド、ボディ、指板巾、ネック厚、ポジションマーク、ブリッジ、その他全てフルオーダー可能です。
もう2度と手に入らないかもしれないハカランダ柾目です。
ご質問ご要望をメールにてお聞かせ下さい。
Jacaranda_005
Jacaranda_001


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August 27, 2009

ニカワ

ニカワ(膠)は昔から楽器の木材の接着に使われて音が良いとされているが本当はどうなのか疑問だ。
作業性から考えるとニカワが良い場合があるのでメーカーで使われている事も事実である。音の為にニカワにしましたと宣伝している企業もあったが怪しいものだ。
今年(2009年)の梅雨のように湿度が高く気温30度を超す日はニカワが戻ってしまう。ニカワは一度乾いても水分を吸収すると戻ってしまうのだ。木工用の接着剤は乾く前であれば水に溶けるが一度乾くと湿度程度で戻る事はない。ニカワを戻らないようにするには接着面にホルマリンを塗る。劇物である。工場に居た時は何も気にせずにホルマリンを使い平気で作業していた。今思うとぞっとする。。

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August 26, 2009

ギターに於ける情報リテラシー

昔からギターには信じ難い話が色々あってそれがいつの間にか定説になってしまっているものもある。
30年前の楽器屋のオヤジはギターを弾けないけど売っていた。楽器屋だけじゃない問屋もだ。最悪なのはメーカーも弾けない人間が作っていた。
雑誌は広告主の悪いことは書く訳もなく、小売店の宣伝も自分で売っている商品が悪いとは書かない。
さて、あなたは何を基準に楽器を選んでいるのだろうか。家電製品であれば価格.COMの口コミで評判や値段も解るのだが楽器にはその類の掲示板がない。
一昔前はギターを通販で買うのは怖いというのが一般的だったが現在は通販で相当な数が売れている。
木製品はバラツキが当たり前のようにある。日本製よりもアメリカ製のギターの方がバラツキが多い。
さぁどうやって楽器を選ぼうか。

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August 20, 2009

良し悪し、損得ということ

先日テレビで共感できる事を言っていたので自分の思いを少し書こうかな。
「得かどうか判らないが損はさせない」とスーパーの社長が言っていた。「良い」とか「得」とかは人それぞれ色々なのだと思う。他に何か比べる対照があって良いとか得とかになるのだと思う。
ギターを作っている自分は良いものを作っている自信はあるのだがそれを判断するのは自分ではないので自分から良いですよと言った事はない。自分で自分を褒めているようで恥ずかしいのだ。
ただ、「損はないですよ」と言った事は数多くある。それは悔いの残るような仕事はしてないからだ。
2001年に独立してからはその時点の持てる力を全て出している。日々力も増してきている。
最低限損をさせないギターやウクレレを作っていければいつかどこかで誰かが見つけてくれるのではないかと。そう思いながら作っている。

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August 15, 2009

ウクレレ絃

アクイラ絃が出始めた頃から使ってきたのだが2~3年前から不良が多くて困っていた。3セットに1本の割合で不良の絃が混ざっている。その度に張り替えて不良絃は交換して貰うのだが何年経っても不良が続くのでとうとう絃を変える事にした。現在使っているのはWorth絃、3絃だけ少し太めの絃にして使っている。
中々良い音なので評判も良いみたい。

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ハードケース

フルオーダーを請けて作っているので自分の手で出来ることは全て請けているのだが、ギターにつき物のハードケースだけは自分では作れないのでケース屋さんにお願いして作ってもらっていた。
ケース屋さんが持っている型の中からギターの形に合うものを選んで作っていたのだが、ピッタリ綺麗に合うと言う訳にはいかない。ケース1本だけを無理言って頼んでいるのである程度の所で妥協するしかなかった。
そうなると決して安くはないギターなのでハードケースに対しては不満の声を聞く事になる。
自分でも納得できてはいないしお客さんの言う事ももっともな話、自分で作ることが出来ないケースなので半ば諦めていた。
現在作っているギターの依頼者からもっとなんとかならないの?と改めて言われ、諦めてても進歩がないなと思いギターの外枠は作れないが、ギターに合わせて内張りを作る事なら自分で出来るかもしれないと思い、ケース屋さんに内張りをしていないものを作ってもらった。
内張り無しケースは出来たものの本当にうまく出来るのか自信はなかったのだが、スチロールカッターまで買って、もうやるしかない状態に自分自身を追い込んでしまった。
結果、見事に出来ましたよ。ギターとの隙間が全くないケース。
ギター完成時に写真を載せようと思います。

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August 10, 2009

有山じゅんじ

Truth TT-002は展示会に3度出展して弾かれた方からも好評だったギターですが、この度嫁ぎ先が決まりました。なんとお相手は有山じゅんじさんです。高校生の時にアルバム「ぼちぼちいこか」を聴いて以来のファンで、初めてラグタイムギターと言うものを聴かせてくれたのも有山さんのギターでした。TT-002は嫁ぐのは遅かったかもしれないけれども製作者としては一番嬉しい所へ行く事になって感激しています。
今後レコーディング等に使われていく事になるので早くCDになったTT-002を聴いてみたいものです。

Tt00201

Tt00202
「Photo by 佐藤ヒデキ(モノクローム)」



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August 04, 2009

FINGERSTYLE GIITAR

このFINGERSTYLE GUITARと言う雑誌。
2年で12冊発行される事で購入したのだけれども、2年間で届いたのは3冊だけ。
問合せしても返事はなかなかこないし、来たとしてもいい加減な返事だけ。
カード会社から未着の9冊分返金してもらいました。

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