板割れ
とうとう梅雨の季節になり、人間にとっては鬱陶しい暑さが続いてますが、ギターにとっては冬の乾燥の時期よりは優しい季節になりました。
冬にエアコン等の乾燥による割れたギターの板も、この時期になると割れが綺麗に元通りに戻っています。
元通りに戻ってから修理するのが仕上がりも綺麗ですし、ギターにとっても一番良い状態です。
ただし、冬になって同じ環境に放置されると、また同じ部分が割れてしまいます。
冬に指板から飛び出したフレットもこの時期には元に戻っています。
それ程木は動くって事なんです。割れるまで行かなくても、冬の乾燥では表板が平らになり絃高も低くなり逆に梅雨時期は表板が膨らみ絃高さが高くなります。
どういう訳かギターケースやギターに乾燥剤を入れて管理してる人が多いのに、冬の乾燥している時期に湿度を与えて管理している人が少ないものです。
梅雨から秋までは、エアコンのある部屋でギターを保管しましょう。板が割れるより安く済みますから。
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